正直に言う、確定申告の控除は「知らないだけで損する」仕組みだった【2026年版・全種類解説】
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「2026年の確定申告に向けて控除の種類を調べているけど、去年から変わった点があるのか不安」「自分が使える控除を見落としていないか心配」——この記事は、まさにそんな状況の方に向けて書いています。筆者は副業ブロガーとして6年目になりますが、恥ずかしながら3年前まで「扶養控除」と「配偶者控除」の違いすら曖昧でした。会計SaaSを本格導入してから控除の適用漏れが激減し、還付額が年間4万円以上増えた経験があります。同じように「控除の全体像を把握したいけど、情報が多すぎて整理できない」と感じている方へ、実体験をもとに整理した内容をお伝えします。
目次
- なぜ2026年の確定申告で「控除の種類」を改めて確認すべきなのか?
- 2026年確定申告で使える所得控除・税額控除の全種類は?
- 実際に会計SaaSを使ってわかったこと——控除の適用漏れはこう防いだ
- 失敗したこと・予想外だったこと——控除で損しかけた正直な話
- 控除の管理に会計SaaSが向いている人・向いていない人
- 控除漏れをなくすために今日からできること
なぜ2026年の確定申告で「控除の種類」を改めて確認すべきなのか?
税制改正で変わったポイントはあるの?
2026年(令和8年)分の確定申告では、2025年度税制改正大綱を受けた変更点に注意が必要です。とくに基礎控除の引き上げ議論や、iDeCo(個人型確定拠出年金)の拠出限度額変更に伴う小規模企業共済等掛金控除への影響は、見落としやすいポイントです。「去年と同じでしょ」と思い込むと、使える控除を逃す可能性があります。
控除を知らないことで実際にいくら損するの?
筆者自身の例ですが、2022年分の確定申告でセルフメディケーション税制(医療費控除の特例)の存在を知らず、約1万2,000円の還付を逃しました。所得税率20%の人が10万円分の控除を1つ見落とせば、2万円の損失です。控除は「知っている人だけが得をする」仕組みなので、年に一度の棚卸しは必須だと実感しています。
2026年確定申告で使える所得控除・税額控除の全種類は?
所得控除(15種類)の一覧と見落としやすいものは?
2026年分の確定申告で適用可能な所得控除は、以下の15種類です。
- 基礎控除(最大48万円)
- 配偶者控除(最大38万円)
- 配偶者特別控除(最大38万円)
- 扶養控除(38万円〜63万円)
- 障害者控除(27万円〜75万円)
- 寡婦控除(27万円)
- ひとり親控除(35万円)
- 勤労学生控除(27万円)
- 社会保険料控除(全額)
- 小規模企業共済等掛金控除(全額)
- 生命保険料控除(最大12万円)
- 地震保険料控除(最大5万円)
- 医療費控除(上限200万円)
- 寄附金控除(ふるさと納税等)
- 雑損控除
見落としやすいのは「小規模企業共済等掛金控除」と「雑損控除」です。iDeCoの掛金は全額控除対象なのに、年末調整で処理されず確定申告が必要なケースがあります。雑損控除は災害・盗難時に使えますが、存在自体を知らない人が多い印象です。
税額控除で見逃しやすいものは?
所得控除とは別に、税額から直接差し引ける「税額控除」も重要です。
- 住宅ローン控除(住宅借入金等特別控除):最大で年間21万〜35万円(入居年・住宅性能による)
- 配当控除:総合課税を選択した場合に適用
- 外国税額控除:海外ETF等の配当がある人は必須
筆者は米国ETFを保有しているため、外国税額控除の申告を毎年行っています。これを忘れると二重課税されたままになるため、投資をしている方はとくに注意してください。
実際に会計SaaSを使ってわかったこと——控除の適用漏れはこう防いだ
筆者の率直な感想
筆者はこの3年間でfreee会計、マネーフォワード クラウド確定申告、やよいの青色申告 オンラインの3サービスを実際に契約・利用してきました。現在メインで使っているのはfreee会計(スタンダードプラン・月額2,680円/税込)で、約30ヶ月継続しています。登録は5分で完了し、最初の2週間で銀行口座・クレジットカードの自動連携と、前年の仕訳データの移行が終わりました。
良かった点:
- 確定申告書の作成画面で「適用できる可能性がある控除」をチェックリスト形式で提示してくれる。2024年分の申告時、セルフメディケーション税制の適用を提案されて初めて気づいた
- 銀行口座・カード明細の自動取得により、医療費の集計が手作業の3分の1以下の時間で終わった
- 電子申告(e-Tax連携)がソフト内で完結するため、確定申告会場に行く必要がなくなった
気になった点:
- スタンダードプランの月額2,680円は、年間にすると約3万2,000円。副業の利益が年30万円以下の段階では「控除で得する金額」と「ソフト代」が拮抗する場合がある
- 他社からの仕訳データ移行がCSV形式限定で、フォーマット調整に半日かかった
freee・マネーフォワード・やよいを数値で比較すると?
| 項目 | freee会計(スタンダード) | マネーフォワード クラウド確定申告(パーソナル) | やよいの青色申告 オンライン(セルフプラン) |
|---|---|---|---|
| 月額料金(税込) | 2,680円 | 1,078円 | 初年度0円(通常年11,330円/税込) |
| 控除チェック機能 | あり(チェックリスト提示) | あり(ガイド形式) | あり(質問形式で誘導) |
| 銀行口座自動連携 | ◎ | ◎ | ○(連携先がやや少ない) |
| e-Tax連携 | ◎ | ◎ | ◎ |
| 向いている人 | 簿記知識ゼロで始めたい人 | コスパ重視で機能も欲しい人 | まず無料で試したい副業初心者 |
筆者の結論として、控除の適用漏れ防止という観点ではfreee会計のチェックリスト機能が最も直感的でした。ただし料金面ではやよいの青色申告オンラインの初年度無料が圧倒的に有利です。
失敗したこと・予想外だったこと——控除で損しかけた正直な話
「ふるさと納税ワンストップ特例」と「確定申告」の併用で控除が消えた?
2023年分の申告時、筆者はふるさと納税のワンストップ特例制度を利用していたにもかかわらず、医療費控除のために確定申告を行いました。ここで大失敗です。確定申告を行うとワンストップ特例は無効になり、確定申告側でふるさと納税の寄附金控除を改めて申告しなければなりません。危うく寄附金控除4万円分を丸ごと失うところでした。freee会計の申告画面で「寄附金控除の入力がありません」という警告が出たおかげで気づけましたが、紙で申告していたら見落としていたはずです。
医療費の「10万円の壁」を誤解していた
医療費控除は「年間医療費が10万円を超えた部分」が控除対象ですが、総所得金額が200万円未満の人は「総所得金額の5%」を超えた部分が対象になります。筆者は副業開始初年度、総所得が180万円だったため、実は9万円の医療費でも控除を受けられたのに申告しませんでした。この仕組みは会計SaaSの解説記事を読んで初めて知りました。
控除の管理に会計SaaSが向いている人・向いていない人
会計SaaSで控除管理するのが向いている人は?
- 副業や個人事業の収入があり、毎年確定申告が必要な人
- 医療費控除・ふるさと納税・住宅ローン控除など複数の控除を併用している人
- 簿記の知識がなく、控除の適用条件を自力で調べる時間が取れない人
- 銀行口座やクレジットカードの明細を自動で分類したい人
会計SaaSが向かない人の特徴
- 年末調整だけで完結する会社員(控除が少ない場合、会計SaaSの月額費用が還付額を上回る可能性がある)
- 年間の経費が10件未満で、収支がシンプルな人(国税庁の確定申告書等作成コーナーで十分対応可能)
- 月額1,000円以下の費用しかかけたくない人(やよいの初年度無料以外は、最低でも月額1,078円〜が発生する)
- 紙の領収書をスキャンする習慣がなく、デジタル管理に抵抗がある人(自動連携のメリットを活かせない)
控除漏れをなくすために今日からできること
2026年分の確定申告で控除の種類を正しく把握し、適用漏れをなくすことは「節税」ではなく「本来受け取れるお金を取り戻す」行為です。筆者自身、会計SaaSを導入する前と後で年間の還付額が4万円以上変わりました。すべての人にfreee会計をすすめるわけではありません。副業収入が少ないうちは、やよいの青色申告オンラインの初年度無料プランで十分に控除チェック機能を試せます。まずは1つサービスに登録し、2026年分の控除一覧を画面上で確認してみてください。「自分が使える控除がこんなにあったのか」と気づく瞬間が、確定申告への苦手意識を変える第一歩になるはずです。