確定申告が初めての人向けやることリスト完全版|会計SaaS3社を試した筆者が解説
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結論から言うと、初めての確定申告で一番おすすめの会計SaaSは「freee」です。
「副業の収入が20万円を超えてしまったけど、確定申告って何から準備すればいいの?」「開業したばかりでそもそも必要書類すらわからない」——この記事にたどり着いたあなたは、まさにそんな状態ではないでしょうか。筆者自身、フリーランス1年目に確定申告の全体像がつかめず、締切2週間前にパニックになった経験があります。その失敗から、翌年以降は会計SaaSを活用し、毎年スムーズに申告を終えています。この記事では、筆者がfreee・マネーフォワード クラウド確定申告・やよいの青色申告 オンラインの3サービスを実際に使って検証した経験をもとに、初めての確定申告で「やるべきこと」を時系列のリストで完全網羅します。
目次
- 確定申告が初めてならまず何をすべき?やることリスト全体像
- 必要書類は何をいつまでに集めればいい?
- 会計SaaSはどれを選べばいい?freee・マネーフォワード・やよい徹底比較
- 実際に使ってわかったこと|筆者の率直な感想
- 初めての確定申告で失敗しないためのチェックポイントは?
確定申告が初めてならまず何をすべき?やることリスト全体像
確定申告の対象になるのはどんな人?
2026年分の確定申告は2027年2月16日〜3月15日が申告期間です。以下に該当する人は確定申告が必要です。
- 給与所得者で副業の所得が年間20万円を超える人
- フリーランス・個人事業主として事業所得がある人
- 年間の給与収入が2,000万円を超える人
- 医療費控除・住宅ローン控除を初めて受ける人
- 2か所以上から給与を受け取っている人
「所得」とは売上から経費を差し引いた金額です。副業の売上が25万円でも、経費が6万円あれば所得は19万円となり、申告不要になるケースもあります。まずは自分が対象かどうかを確認することが最初の一歩です。
やることリストを時系列で整理するとどうなる?
初めての方が迷わないよう、筆者が実際に行った手順を時系列で整理しました。
【申告6ヶ月前〜3ヶ月前】準備フェーズ
1. 自分が白色申告か青色申告かを決める(青色なら開業届+青色申告承認申請書を提出済みか確認)
2. 会計SaaSに登録し、銀行口座・クレジットカードを連携する
3. レシートや領収書を月ごとにまとめて保管開始
【申告3ヶ月前〜1ヶ月前】入力フェーズ
4. 1月〜12月の取引データを会計SaaSで仕訳する
5. 控除証明書(生命保険料・社会保険料・ふるさと納税)を収集する
6. 源泉徴収票を勤務先から受け取る
【申告1ヶ月前〜当日】申告フェーズ
7. 確定申告書を会計SaaSで自動生成する
8. e-Taxで電子申告する(マイナンバーカードが必要)
9. 納税または還付手続きを完了する
このリストのポイントは「早期に会計SaaSを導入すること」です。筆者の経験上、日々の取引を後からまとめて入力すると1件あたり3〜5分かかりますが、銀行口座を連携しておけば自動取り込みで仕訳の手間がほぼゼロになります。
必要書類は何をいつまでに集めればいい?
白色申告と青色申告で必要書類はどう違う?
白色申告は収支内訳書と確定申告書Bの2点が基本です。一方、青色申告(65万円控除)は貸借対照表と損益計算書を含む青色申告決算書が追加で必要になります。
| 書類名 | 白色申告 | 青色申告(65万円控除) |
|---|---|---|
| 確定申告書B | ◯ | ◯ |
| 収支内訳書 | ◯ | 不要 |
| 青色申告決算書 | 不要 | ◯ |
| 貸借対照表 | 不要 | ◯ |
| 各種控除証明書 | ◯ | ◯ |
| 源泉徴収票 | 該当者のみ | 該当者のみ |
青色申告は手間が増える分、最大65万円の控除を受けられます。会計SaaSを使えば複式簿記の知識がなくても自動で貸借対照表が生成されるため、筆者は迷わず青色申告をおすすめしています。
書類の集め忘れを防ぐコツは?
筆者が毎年やっているのは「11月中に控除証明書チェックリストを作成する」ことです。生命保険会社やふるさと納税のポータルサイトから届く控除証明書は10月〜11月に届くことが多いため、この時期に一括チェックすると漏れがありません。
特にふるさと納税の寄附金受領証明書は自治体ごとに届くタイミングがバラバラです。2026年現在、ふるさと納税ポータルサイト(さとふる・ふるなび等)で「寄附金控除に関する証明書」をXML形式で一括ダウンロードできるので、e-Tax申告の場合はこちらが便利です。
会計SaaSはどれを選べばいい?freee・マネーフォワード・やよい徹底比較
3サービスの料金・特徴を数値で比較するとどうなる?
筆者が実際に有料プランを契約して使った3サービスを比較します(2026年1月時点の税込価格)。
| 項目 | freee スタータープラン | マネーフォワード クラウド確定申告 パーソナルプラン | やよいの青色申告 オンライン セルフプラン |
|---|---|---|---|
| 年額料金(税込) | 12,936円 | 11,880円 | 初年度無料(2年目以降 11,330円) |
| 銀行口座自動連携 | ◯ | ◯ | ◯ |
| レシート撮影(OCR) | ◯ | ◯ | ◯ |
| e-Tax連携 | ◯ | ◯ | ◯ |
| 電話サポート | スターターは非対応 | パーソナルは非対応 | セルフプランは非対応 |
| スマホアプリの使いやすさ | ◎ | ◯ | △ |
| 簿記知識がない人への配慮 | ◎(質問形式で入力) | ◯ | ◯ |
初めての確定申告にはどのサービスが最適?
初めての確定申告であれば、筆者はfreeeを最もおすすめします。 理由は「質問に答えるだけで仕訳が完了する」UIにあります。「何に使いましたか?」「金額はいくらですか?」という対話形式で進むため、勘定科目がわからなくても入力できます。
一方、すでに簿記の基礎知識がある方や、仕訳を自分でコントロールしたい方にはマネーフォワード クラウド確定申告が向いています。仕訳画面が従来の会計ソフトに近い設計で、細かい科目設定の自由度が高いです。
コスト最優先ならやよいの青色申告 オンラインのセルフプランがベストです。初年度無料で使えるため、「まず1回やってみたい」という方には最適です。ただし、スマホアプリの操作性はfreee・マネーフォワードに比べてやや劣ると感じました。
実際に使ってわかったこと|筆者の率直な感想
freeeを2年間使った筆者のリアルな体験は?
筆者はfreeeのスタータープランを2024年4月から24ヶ月間使い続けています。登録は約5分で完了し、最初の2週間でメインバンクとクレジットカード3枚の連携を終えました。その結果、月々の仕訳作業が平均15分以下に収まっています。
良かった点:
- 質問形式UIのおかげで、フリーランス1年目でも勘定科目の間違いがほぼなかった
- 確定申告書の自動生成からe-Tax送信まで、2025年分の申告はわずか40分で完了した
- スマホアプリでレシート撮影→即仕訳ができるため、カフェの経費精算を溜め込まなくなった
気になった点:
- スタータープランは年額12,936円かかり、副業の売上が年間30万円以下の場合はコスト負担が重く感じる
- 銀行口座の自動同期が1日1回のため、リアルタイム性には限界がある
freeeが向かない人の特徴は?
以下に当てはまる方は、freee以外のサービスを検討した方が良いでしょう。
- 副業収入が年間20万円以下で確定申告がそもそも不要な人(費用対効果が合わない)
- 簿記2級以上の知識があり、仕訳を細かくカスタマイズしたい人(freeeの質問形式UIがかえって煩わしく感じる)
- 年額1万円以上の出費を避けたい人(やよいの初年度無料プランの方が適している)
- PCをほとんど使わずスマホだけで全て完結させたい人で、かつ取引件数が月50件以上の人(スマホだけでの大量仕訳はどのサービスでも限界がある)
正直なデメリット・筆者が後悔したことは?
筆者が唯一後悔したのは、freeeを契約した1年目に「年度途中(7月)から導入したため、1〜6月分の取引を手動で遡って入力する必要があった」ことです。約120件の取引を手入力するのに丸2日かかりました。
教訓として、会計SaaSは必ず1月(年度の初め)に導入してください。 年度途中で始めると、自動連携の恩恵を受けられない期間が発生し、結局手作業が増えます。これから確定申告を控えている方は、できるだけ早く登録して口座連携を済ませることを強くおすすめします。
初めての確定申告で失敗しないためのチェックポイントは?
e-Taxで申告するには何が必要?
2026年現在、e-Taxでの電子申告には以下が必要です。
- マイナンバーカード(スマホ読み取りまたはICカードリーダー)
- 利用者識別番号(e-Taxサイトで事前取得。初回のみ)
- 会計SaaSで作成した申告データ(.xtx形式)
freee・マネーフォワード・やよいの3サービスとも、ソフト内からe-Taxへ直接送信する機能を備えています。税務署に出向く必要がないため、初めての方でも自宅で完結できます。
提出後にやるべきことは?
申告書を提出して終わりではありません。以下のポイントを忘れずに確認してください。
- 還付がある場合:申告後1ヶ月〜1ヶ月半程度で指定口座に振り込まれる。e-Taxの「メッセージボックス」で処理状況を確認可能
- 納税がある場合:振替納税を選択すれば4月中旬に口座引き落とし。選択しなかった場合は3月15日が納付期限
- 書類の保管:確定申告に関する帳簿や領収書は原則7年間の保存義務がある(青色申告の場合)
筆者は会計SaaS上にデータが残っているから安心、と思っていた時期がありましたが、税務調査では紙の領収書原本の提示を求められるケースもあります。デジタルと紙の