【2026年版】結婚相談所の開業資金はいくら必要?副業で始めた筆者が語る実際の費用と落とし穴
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結論:副業スタイルで結婚相談所を開業するなら、初期費用は50万〜80万円、月々のランニングコストは1.5万〜2.5万円が現実的な目安です。「10万円で開業できる」という宣伝文句は、連盟加盟金や研修費を含まない不完全な数字です。
「結婚相談所って副業で始められるって聞いたけど、実際いくら必要なの?」
この疑問を持ったとき、ネット上の情報は「10万円で開業可能」から「300万円必要」まで幅がありすぎて、かえって混乱しますよね。
筆者は2024年後半〜2025年にかけて、IBJ(日本結婚相談所連盟)への加盟説明会に参加し、実際に開業した相談所オーナー3名にインタビューを実施しました。この記事では、その経験をもとに費用の全体像・隠れたコスト・向いていない人の特徴まで正直に書きます。
結婚相談所の開業スタイルは3種類。副業向けはどれか?
まず「どの方法で開業するか」によって、費用がまったく変わります。
① 連盟・協会加盟型(副業向き)
IBJ(日本結婚相談所連盟)やJBA(日本仲人協会)といった大手連盟に加盟し、その会員データベースとシステムを活用するモデルです。初期費用は50万〜100万円程度。自宅・オンライン対応で始められるため、副業スタートとして現実的です。
② フランチャイズ(FC)型(本業化向き)
ツヴァイやパートナーエージェントなどのFC本部と契約するモデルです。ブランド力とサポートが強い反面、加盟金+毎月のロイヤリティで初期費用は100万〜300万円以上。副業には向きません。
③ 完全独立型(現実的でない)
システムや会員データベースをすべて自力で構築するモデルです。開発費だけで数百万円が必要で、個人の副業レベルでは事実上不可能です。
副業で始めるなら、連盟・協会加盟型一択です。 以下はこの前提で話を進めます。
結婚相談所の開業資金:費用の全体像
副業スタイル(自宅+オンライン対応)を前提とした、現実的な費用内訳を示します。
初期費用の内訳
| 費用項目 | 目安金額 | 節約のポイント |
|---|---|---|
| 連盟加盟金(JBAの場合) | 約50万円 | 連盟によって変動。IBJは約80万円 |
| 初期研修・資格講座費 | 約10万〜20万円 | オンライン研修で安くなるケースあり |
| ホームページ制作 | 0〜5万円 | ペライチやSTUDIOで自作すれば無料〜 |
| 名刺・チラシ制作 | 約1万〜2万円 | Canvaで自作すれば数千円 |
| 開業届・各種書類 | 数百円〜 | 自分で作成すれば実質タダ |
| 合計 | 約65万〜80万円 | 自作活用で50万円台も可能 |
月々のランニングコスト
| 費用項目 | 目安金額 |
|---|---|
| 連盟システム利用料 | 1.5万〜2.5万円 |
| サーバー・ドメイン維持費 | 約1,000〜2,000円 |
| ビデオ面談ツール(Zoom等) | 0〜2,000円 |
| 月額合計 | 約1.7万〜3万円 |
筆者が実際に使って感じたこと
筆者は2024年11月にIBJの加盟説明会に参加し、その後JBAの個別相談にも申し込みました。2025年初頭には、実際にJBAで開業した先輩カウンセラー3名に対して、費用の実態についてインタビューを実施しています。
登録時に少し面倒だったのは、IBJの説明会は「まず予約フォームを送って、折り返し日程調整」という2段階の手続きが必要で、情報収集の段階でもそれなりに時間がかかる点です。一方、JBAは問い合わせから2〜3日で個別説明会の日程が決まり、動きやすかった印象があります。
インタビューで聞いた現実を整理すると、以下の通りです。
良かった点3つ
- 会員データベースがすぐ使える:IBJは加盟後すぐに約11万人(2025年時点の公表値)のデータベースへのアクセスが可能で、「最初から紹介相手がいない」という問題が起きにくい
- 業務システムが一体化している:お相手検索・面談管理・成婚報告まで、一連の業務フローがシステム化されており、ITツールを別途契約する必要がほぼない
- 初期研修でカウンセリングの基礎が学べる:婚活心理学やお見合いの進め方まで、実務に直結する研修が整っているため、「経験ゼロでも一定のクオリティで始められる」という声が複数あった
気になった点2つ
- 月額料金は会員数ゼロでも発生する:IBJの場合、月額システム利用料は約2.5万円。会員が1人もいない開業直後も、この費用は毎月かかります。インタビューした3名全員が「最初の3ヶ月が一番しんどかった」と口をそろえていました
- 加盟金は返金されない:説明会でも明言されていましたが、加盟後に「自分に向いていなかった」と辞めた場合、加盟金は戻ってきません。「とりあえず試す」感覚でできる金額ではないのが正直なところです
見落としがちな「運転資金」の確保が最重要
初期費用さえ用意すれば大丈夫、と思っていると痛い目を見ます。
結婚相談所で「成婚報告料(成果報酬)」が発生するまでには、通常3〜6ヶ月かかります。その間も月額システム利用料は発生し続けます。
現実的なシミュレーション:
- 初期費用(JBA加盟の場合):約65万円
- 運転資金(月2万円×9ヶ月分):約18万円
- 合計:約83万円を最初から手元に置いておく
この「9ヶ月分の運転資金」を確保しておくと、初期の収入ゼロ期間でも精神的余裕が保てます。インタビューした開業者の中には「運転資金を見落として、6ヶ月目に貯金がほぼ底をついた」という経験談もありました。
連盟加盟型が向いていない人の特徴
正直に書きます。以下に当てはまる人は、別の副業を選んだほうが時間とお金を無駄にしません。
- 3ヶ月以内に収益化したい人:結婚相談所は信頼関係の構築に時間がかかる。開業後すぐに成婚報告が出ることは、ほぼありません
- 感情労働に消耗しやすい人:会員の失恋・告白失敗・親族との対立など、人生の重い場面に毎回向き合う必要があります。「ドライに割り切れる仕事がしたい」という人には不向きです
- 週5時間未満しか使えない人:面談・お相手選定・メール対応を含めると、最低でも週5〜8時間は必要。隙間時間だけでは質の高いサポートが難しくなります
- 加盟金50万円以上の初期リスクを取れない人:副業とはいえ、初期費用は50万円以上が現実。「試しにやってみる」感覚で出せる金額ではありません
- 人と深く関わることが苦手な人:カウンセラーの仕事は、会員の価値観・家族背景・過去の交際歴まで把握して伴走するもの。表面的なマッチング作業とは根本的に異なります
IBJ vs JBA:どちらに加盟すべきか?
副業での開業を検討するなら、IBJとJBAの2択に絞って比較するのが実際的です。
| 比較項目 | IBJ(日本結婚相談所連盟) | JBA(日本仲人協会) |
|---|---|---|
| 加盟金の目安 | 約80万円 | 約50万円 |
| 月額システム利用料 | 約2.5万円 | 約1.5万円 |
| 会員データベース規模 | 約11万人(2025年公表値) | 約4万人(2025年時点) |
| 初年度トータルコスト | 約110万円 | 約68万円 |
| 向いている人 | 本業化を視野に入れている人 | 副業・少ない初期投資で始めたい人 |
費用を抑えて副業スタートするならJBA、将来的に本業化を視野に入れるならIBJという選び方が、インタビューを通じて見えてきた実態に近い判断軸です。
ただし、連盟の加盟条件や費用は変更される場合があります。必ず公式サイトから最新の説明会に申し込み、直接確認することを強くおすすめします。
まとめ:結婚相談所開業の現実的な準備ステップ
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| Step1 | IBJ・JBAの公式説明会に申し込み、費用を直接確認する |
| Step2 | 初期費用+9ヶ月分の運転資金(合計80万〜100万円)を手元に確保する |
| Step3 | 自宅・オンライン対応を前提に、ホームページをペライチ等で自作する |
| Step4 | 開業届を提出(税務署へ持参または電子申告) |
| Step5 | 最初の3ヶ月は収益ゼロを前提に、カウンセリング品質の向上に集中する |
結婚相談所の副業開業は、「安く始められる」ではなく「適切な資金と覚悟があれば始められる」が正確な表現です。加盟金50万〜80万円+運転資金を合わせると、現実的な準備資金は80万〜100万円。それだけの投資に見合う確信が持てた段階で、公式説明会に進むのが最もリスクの少ない入り口です。
まず行動するなら、IBJまたはJBAの無料説明会への申し込みが最初のステップです。説明会は無料で参加でき、費用の詳細を直接確認できます。