2026年の投資信託選び、私が5年間試して本当におすすめできる3本と失敗しない選び方
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投資信託 おすすめの結論:筆者が最もおすすめするのは「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」です。理由は信託報酬が年0.05775%以内と業界最低水準、全世界約50カ国への分散効果、そして純資産総額4兆円超という圧倒的な安定感にあります。ただし、万人にこの1本が最適とは限りません。この記事では、筆者が2021年から5年以上にわたり複数の投資信託を積立運用してきた経験をもとに、2026年時点で本当におすすめできる銘柄を具体的に比較・解説します。
なぜ2026年の今、投資信託選びが重要なのか?
新NISAの非課税枠拡大で一般層も投資信託を選ばざるを得なくなった
2024年1月に始まった新NISAでは、つみたて投資枠が年120万円、成長投資枠が年240万円、合計で生涯非課税保有限度額1,800万円という制度に拡充されました。2026年現在、この制度を活用して投資信託の積立を始める人が急増しています。
金融庁の公表データによると、NISA口座数は2023年末の約2,100万口座から、2025年末には約2,700万口座超に伸びたとされています。つまり、投資信託を選ぶことは「一部の投資好き」の行動ではなく、家計管理の一環として広まっているのが現状です。ここだけの話ですが、「投資は難しい」と敬遠していた同年代の友人たちも、新NISAをきっかけに投資信託口座を開設し始めました。
信託報酬の「0.0X%」競争が激化している
投資信託の実質コストである信託報酬は、この2年間でさらに引き下げ競争が進みました。eMAXIS Slimシリーズ、楽天・プラスシリーズ、SBI・Vシリーズなどが相次いで手数料を改定し、全世界株式型では年0.05〜0.06%台が標準水準になっています。
かつては年0.2%でも「低コスト」と言われていた時代と比べると、わずか数年で投資環境は劇的に改善しました。しかし、この競争の激しさこそが「結局どれを選べばいいかわからない」という悩みを生んでいるのです。
実際に使ってわかったこと——筆者の率直な感想
筆者は2021年からSBI証券で「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を毎月33,333円(旧つみたてNISA枠の上限)で積立を開始しました。2024年の新NISA開始後は毎月10万円に増額して運用を続けています。運用歴は5年を超えました。SBI証券の口座開設は約15分でオンライン完了し、積立設定まで含めても初日に30分程度で済みました。
良かった点:
- 手間がほぼゼロ:最初に積立設定をした後、月に1回残高を確認する程度。5年間で管理に使った時間は合計しても10時間以下です
- 信託報酬の継続的な引き下げが自動的に恩恵される:eMAXIS Slimシリーズは「業界最低水準を目指す」と明言しており、実際に保有中に2回の信託報酬引き下げを経験しました。保有者として後から恩恵を受けられるのは大きなメリット
- SBI証券のクレカ積立でポイント還元:三井住友カードでの積立で0.5〜5%のVポイントが付与され、そのポイントを再投資に回せます。実質リターンの底上げになる仕組みです
気になった点:
- 2022年の下落局面では含み損が-15%を超え、心理的にきつかった:長期投資と頭ではわかっていても、評価額が数十万円マイナスになると不安は消えません
- 全世界株式は米国株比率が約6割で、完全な分散ではない:「全世界」という名称から均等分散をイメージする方も多いですが、実態は米国偏重です
ちなみに、友人に投資信託について相談されたとき、その友人が「世界中に投資しているから下落リスクはないはず」と勘違いしていたんです。そこで改めて気づいたのが、投資信託は商品名だけでは判断できない、ということ。きちんと運用報告書を見て、実際の組入銘柄や地域配分を確認する大切さを痛感しました。
正直に言うと、投資信託選びで多くの人が陥る落とし穴
コストが安いだけで選ぶと失敗する可能性
建前を抜きにして言えば、「信託報酬が年0.05%か0.06%か」という差は、個人投資家にとってはほぼ無視できるレベルです。むしろ重要なのは、その投資信託の「連動指数」が自分の投資方針と合致しているかどうかです。
年0.06%の全米株式と年0.05%の全世界株式では、コスト差は年間1万円(元本1,000万円で計算)未満ですが、組入銘柄の差による期待リターンの違いはそれよりはるかに大きい。信託報酬は「ある程度低ければOK」くらいの感覚で、投資対象そのものを優先すべきです。
「今が買い時」という情報は無視してOK
投資信託の広告やメディア記事では、「今から始める人は底値圏での積立ができるチャンス」といった表現が使われることがあります。しかし、投資信託の積立は「今が安いから」ではなく、「長期で資産を増やしたいから」という動機が正しいのです。2026年1月に始めようが3月に始めようが、20年の長期運用では数ヶ月のズレは誤差範囲です。
投資信託の選び方で失敗しないポイント3つ
その1:信託報酬は「年0.1%以内」を基準にすべき理由
投資信託のリターンは市場環境に左右されますが、コストは確実にリターンを削ります。年0.1%と年0.5%の差は、元本1,000万円で30年運用した場合、100万円以上の差になり得ます。2026年の現在、全世界株式型や米国株式型であれば年0.1%以内の商品が複数存在するため、それを超えるものは候補から外して問題ありません。
その2:純資産総額が1,000億円以上を選ぶ理由
純資産総額が小さい投資信託は、繰上償還(運用が強制終了されること)のリスクがあります。目安として純資産総額1,000億円以上の商品を選ぶと安心です。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は純資産総額4兆円超、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)も5兆円を超えており、この点で圧倒的な安定感があります。
その3:「インデックス型」を第一選択にすべき理由
長期の積立投資では、市場平均に連動するインデックス型が第一選択です。S&P Dow Jones社の調査「SPIVA」では、過去15年間で約9割のアクティブファンドがインデックスに負けたというデータが継続的に示されています。もちろんアクティブ型にも優秀な商品はありますが、初心者はインデックス型一択で問題ありません。
2026年おすすめ投資信託を数値で比較すると、どう違う?
2026年時点で長期の積立投資に適した投資信託を、筆者が実際に保有・検討した中から4本厳選し、比較します。
主要4銘柄の比較
| 銘柄名 | 信託報酬(年率) | 連動指数 | 純資産総額 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.05775%以内 | MSCI ACWI | 4兆円超 | 1本で全世界に分散したい人 |
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.09372%以内 | S&P500 | 5兆円超 | 米国経済成長を信じ、シンプルに投資したい人 |
| 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド | 0.077% | S&P500 | 3,000億円超 | 楽天証券で楽天ポイント還元を活用したい人 |
| SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 0.0938%程度 | CRSP USトータル・マーケット | 2,500億円超 | S&P500に含まれない中小型株も網羅したい人 |
正直に言うと、この4本のうちどれを選んでも「大きく間違う」ことはありません。重要なのは「選んだ後、積立を続けること」です。
eMAXIS Slim 全世界株式が向かない人の特徴
以下に当てはまる場合は、別の投資信託の検討をおすすめします。
- 1年以内に使う予定のお金で投資しようとしている人(投資信託は最低5年、理想は10年以上の運用期間が前提)
- 日々の値動きが気になって、仕事や生活に支障が出る人(短期的には-20〜30%の下落も起こり得ます)
- 米国以外の地域に重点投資したい明確な投資方針がある人(全世界株式は時価総額加重で米国が約6割)
- 毎月の積立に回せる余裕資金が5,000円未満の人(まずは生活防衛資金の確保が優先)
よくある質問と筆者の本音回答
Q:今から始めるなら、一括投資と積立どちらが得ですか?
筆者の考え:あくまで個人の感想ですが、初心者なら迷わず積立にすべきです。一括投資は「運用成績が良い時期に投資した方が有利」に見えますが、実際には「どこが底か誰にもわからない」というのが本質。毎月定額を積立することで、高い時期には少なく、安い時期には多く買える「ドルコスト平均法」のメリットが自動的に得られます。
Q:2026年の今、米国株と全世界株、どっちがおすすめですか?
筆者の考え:過去10年のデータを見ると、米国株(S&P500)が全世界株を上回っています。ただし「過去が未来を保証しない」という大原則を忘れてはいけません。米国経済の継続的な成長を信じるなら米国株、今後の新興国成長に備えたいなら全世界株。自分の信念で選んでください。筆者は全世界株を選びましたが、それは「予測の自信がない」という理由の表れです。
2026年から投資信託を始めるなら、今この瞬間が分かれ道
投資信託の積立は「いつから始めるか」よりも「長く続けるか」が圧倒的に重要です。2026年1月に始めた積立が5年後、10年後、20年後にどうなっているか——それは市場環境と個人の継続力で決まります。
筆者が5年間の運用で最も学んだことは、「完璧な銘柄選びよりも、ルーティン化の力が勝つ」ということです。複数のランキングサイトを比較して最適解を探すのではなく、信託報酬が低く、純資産総額が大きく、自分が納得できる投資対象の商品を1本選んで、あとは毎月淡々と積立を続ける。その単純な行動の積み重ねが、20年後の資産に大きな差をつけるのです。
新NISAの非課税枠を活用できるのは、この制度が続く限り。迷っているなら、この記事で紹介した4本のうち、「これなら続けられそう」と思えるものを選んで、今月中に口座開設と積立設定を完了させてください。あとは、毎月の給料から淡々と積立するだけ。それで十分です。