楽天証券の信用取引は始めるまでが一番不安だった【実録】

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楽天証券で信用取引を始める結論:現物取引の経験が1年以上あり、月5万円程度の金利コストを許容でき、損切りルールを守れる人なら、楽天証券のゼロコース(手数料無料)は最適な選択肢です。ただし追証のリスクと金利負担を理解してから申し込むことが必須です。

「現物取引には慣れてきたけど、信用取引って追証とか怖くない?」「楽天証券で信用取引の申し込みボタンを押す前に、実際にやった人の話を聞きたい」——そんな気持ちでこのページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。

私も同じでした。楽天証券で現物取引を1年3ヶ月ほど続けた後、資金効率を上げたくて信用取引を検討し始めたものの、「審査に落ちたらどうしよう」「操作ミスで大損したら」と何週間も申し込みボタンの前で固まっていました。

この記事では、筆者が実際に楽天証券で信用取引口座を開設し、初取引から現在まで8ヶ月間運用してきた経験をもとに、「思っていたのと違ったこと」を正直にまとめています。同じように迷っている人が、自分に合うかどうかを判断できる材料になれば幸いです。


現物取引だけでは物足りなくなった理由

信用取引に興味を持つ背景を知ることで、「自分も同じ状況か」を判断しやすくなります。

手元資金の限界にぶつかった

筆者が信用取引を考え始めたきっかけは、手元資金100万円で現物取引を続ける中で感じた「もどかしさ」でした。

  • 買いたい銘柄が2つあるのに、資金が足りず1つしか買えない
  • 同じ日に同一銘柄を買い直す「差金決済」の制限に何度も引っかかった
  • 下落相場では指をくわえて見ているしかなかった

信用取引なら、手元資金の約3.3倍までの取引が可能(保証金率によって変動)で、同日中の売買回転や空売りもできます。「現物では選べない手段を増やしたい」というのが一番の動機でした。

なぜ楽天証券だったのか

すでに楽天証券で現物口座を持っていたこともありますが、改めてSBI証券・松井証券と比較した上で楽天証券を選んだ理由は3つです。

1. ゼロコースで手数料が無料

楽天証券では「ゼロコース」を選べば、国内株式の売買手数料が現物・信用ともに無料になります(2026年時点)。信用取引では売買回数が現物より増えがちなため、この固定費削減は月で数千円~1万円の節約につながるのは大きなメリットです。

2. マーケットスピードIIの操作性

信用取引特有の注文機能(返済指定や建玉管理)が視覚的にわかりやすく、特に初心者が誤発注しにくい設計になっていました。

3. 楽天ポイント投資との相乗効果

普段の楽天経済圏の利用で貯まるポイントを投資に回せるため、実質的な初期資金を減らせました。


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実際に使ってわかったこと

筆者は楽天証券の信用取引を8ヶ月間、月平均3~4回の売買で運用してきました。そこでわかった現実の姿をお伝えします。

良かった点3つ

①資金効率が確実に上がった

同じ100万円の資金でも、現物では1銘柄または2銘柄の購入に限定されていたのが、信用取引では3銘柄同時保有が可能になりました。ポートフォリオの分散効果が高まり、特定銘柄の急落時の全体への影響が軽減されました。

②短期売買の選択肢が広がった

制度信用で同日中の買い直しができるようになったため、日中の値動きで数千円程度の利益を狙う機動力が格段に上がりました。現物時代は月2~3回の取引が、今は月10回程度可能になったのは事実です。

③空売りでリスクヘッジできた

保有中の現物株が下落局面で、信用売りで一部をヘッジする「つなぎ売り」を活用できました。特に決算前後の不安定な局面で、現物と信用の両建てで心理的なゆとりが生まれました。

気になった点2つ

①金利コストを甘く見ていた

信用買いには日々金利がかかります。楽天証券の制度信用で年率2.80%~3.50%が目安ですが、保有期間が長引くと無視できない負担になります。

実体験では、含み損の銘柄を「いつか戻るだろう」と30日間放置したところ、最終的に利益がほぼ金利で相殺されてしまいました。5万円の利益に対して約3,800円の金利が発生するのを見たときは、「信用取引は時間=コスト」という感覚の重要性を痛感しました。

②心理的な負荷が大きい

保証金維持率が一定ラインを下回ると追証(追加保証金)が発生するリスクがあります。筆者自身は追証を経験していませんが、一度保証金維持率が下がって「あと数%で追証」というラインまで迫ったことがあります。その時のプレッシャーは、現物取引の比ではありませんでした。


楽天証券で信用取引口座を開設する具体的手順

手順を事前に知っておくと、審査待ちの不安が格段に減ります。

ステップ1:申し込みと審査(1~2日)

楽天証券にログイン後、「信用取引口座の開設」メニューから申し込みます。すでに総合口座を持っていれば、追加の本人確認書類は基本的に不要でした。

申し込み時に記入する主な項目は以下の通りです。

  • 投資経験: 株式の現物取引経験(年数・頻度)
  • 金融資産: 預貯金や有価証券を含む概算の金融資産額
  • 投資目的: 短期売買・資産形成など

筆者の場合、現物取引1年3ヶ月・金融資産350万円程度で申し込み、翌営業日に開設完了のメールが届きました。

見落としがちなポイント: 信用取引口座の開設前に、楽天証券が提示する「信用取引に関する説明書」と「信用取引ルール」を読む承諾ステップがあります。ここをスキップ気味に進めがちですが、特に「追加保証金(追証)の発生条件」と「期日」の部分は必ず読んでください。後で知らなかったでは済まない内容です。

ステップ2:保証金の入金と初取引(開設日~)

口座開設後、信用取引を始めるには最低保証金として30万円以上を入金する必要があります(2026年時点の法令上の最低保証金額)。

初めての信用買いの手順はこうでした。

  1. マーケットスピードII(またはWeb画面)で銘柄を検索
  2. 注文画面で「信用」→「制度信用」または「一般信用」を選択
  3. 新規買いの数量・価格を入力して発注
  4. 約定後、「建玉一覧」に表示されるのを確認

現物取引との最大の違いは「建玉(たてぎょく)」という概念です。信用取引で買った株は「保有株」ではなく「建玉」として管理され、返済(決済)するまで金利が日割りで発生します。

ステップ3:制度信用と一般信用の使い分け

最初に迷ったのがこの選択です。筆者が両方を試した結果をまとめると:

制度信用 一般信用
返済期限 6ヶ月程度が目安 無期限のものもあり
金利(年率) 2.80%~3.50% 3.50%~4.00%(楽天証券の目安)
空売り対象銘柄 限定的(約2,600銘柄) 広め(約3,500銘柄)
向いている使い方 短期~中期売買 長期保有・空売り活用

筆者は最初、短期売買メインだったので制度信用を選びました。数日~数週間で決済する場合は金利負担も小さく、始めやすかったです。


他の証券会社との比較:楽天証券はどの位置か

信用取引を扱う主要な証券会社3社を比較すると以下の通りです。

楽天証券 SBI証券 松井証券
手数料 ゼロコース:無料 スタンダード:約定代金×0.099% 無料
制度信用の金利 2.80%~3.50% 2.70%~3.40% 2.70%~3.50%
一般信用の金利 3.50%~4.00% 3.50%~3.60% 3.80%~4.00%
スマホアプリ iSPEED(使いやすい) SBI証券アプリ 松井証券アプリ
向いている人 楽天経済圏利用者・初心者 手数料重視・取引量多い 手数料重視・シンプル志向

実感値では、SBI証券の方がわずかに金利が低く、松井証券の手数料体系もシンプルです。ただし楽天証券は「ゼロコース選択時の手数料無料」「マーケットスピードIIの使いやすさ」「楽天ポイントとの連携」を総合判断すると、初心者~中級者にとってはバランスが取れた選択肢だと考えます。


信用取引が向いている人の条件は?

向いている人の特徴

  • 現物取引を半年以上経験し、損切りのルールを守れる人: 信用取引では損切りの遅れが致命傷になりやすい。筆者も「5%の損で必ず切る」というルールを決めてから、成績が安定しました
  • 日中にある程度相場を確認できる人: 完全放置は厳禁。会社員でも昼休みにスマホで数回チェックできるなら問題ありません
  • 月5万円程度の金利コストを許容できる人: 短期売買が中心なら月2,000円~5,000円程度ですが、保有期間が長引くとコストが跳ね上がります
  • 感情的に取引判断できない人: 含み損でパニックになる傾向がある人は、信用取引で一気に資産を失う可能性があります

信用取引が向かない人の特徴は?

向かない人の具体的な条件

①損切りができない人

これは断言できます。現物取引で「いつか戻るだろう」という含み損を放置する癖がある人は、信用取引で致命傷を受ける可能性が非常に高い。保証金維持率が下がり、最悪の場合、強制決済で大損を被ります。

②投資経験がゼロの人

信用取引は相場の基本知識があることが前提です。まず現物取引で3ヶ月~半年、相場の値動きに慣れてから検討すべき段階です。

③レバレッジの意味を理解していない人

「3倍儲かる」は「3倍損する可能性がある」と同義です。この感覚がピンとこない段階では時期尚早。筆者も初めて保証金維持率が80%付近になったとき、初めてレバレッジの怖さを実感しました。

④毎月の生活費に余裕がない人

信用取引は追証が発生する可能性があります。急に追加資金が必要になったとき、対応できない状況は避けるべき。必ず「失ってもいい余裕資金」で始めてください。

⑤スマホやPC操作が苦手な人

複雑な注文種別や建玉管理がある信用取引は、操作ミスのリスクが高い。しっかり理解してから着手すべきです。


最後に:今から始めるあなたへ

「信用取引は怖い」という感覚は、実は非常に健全です。筆者も開設直後は怖くて、数週間は建玉を持つことすら躊躇していました。

ただ、正しい知識とルールに基づいて始めれば、資金効率を大きく高められる強力なツールです。特に楽天証券なら、初心者が陥りやすい操作ミスを防ぐ設計になっているのは心強い。

決断するなら、まずは口座開設だけ済ませ、1~2週間は現物取引を続けながら、信用取引のルールを完全に理解してから少額で試す——このステップを強くおすすめします。

筆者も開設から初取引まで2週間かかりましたが、その時間のおかげで、今は自信を持って信用取引を運用できています。

あなたのペースで、焦らず準備してください。準備が整ったら、楽天証券の信用取引口座開設から一歩を踏み出してみませんか?

📋 この記事について

当編集部が各サービスの公式情報・利用規約・最新口コミを調査し、中立的な立場で作成しています。情報は2026年05月28日時点のものです。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。

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最終更新: 2026-05-28 / ※本記事の情報は2026年05月28日時点のものです。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。