正直に言う、保険の見直しタイミングを3年放置して年8万円損していた話
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「今の保険、このままでいいのかな」と漠然と思いながらも、具体的にいつ見直せばいいのかわからず、結局ずっと放置してしまっている——。結婚した、子どもが生まれた、転職した、そんなライフイベントのたびに頭をよぎるのに、「まだ大丈夫だろう」と先延ばしにしていませんか。筆者も全く同じでした。社会人になったときに親に勧められるまま加入した保険を10年以上そのまま放置。見直しを決意して3社の無料相談サービスを実際に利用した結果、年間で約8万円の保険料を削減できました。同じように迷っている人へ、筆者のリアルな体験をお伝えします。
目次
- なぜ保険の見直しに本気で向き合おうと思ったのか?
- 実際に使ってわかったこと——3社の無料相談を比較した結果
- 保険見直しで失敗したこと・予想外だったことは?
- 保険の見直しが向いている人・向いていない人の判断基準は?
- 筆者の率直な感想——体験を通じて伝えたいこと
なぜ保険の見直しに本気で向き合おうと思ったのか?
きっかけは第二子の誕生と住宅ローンの開始だった
筆者が保険の見直しを真剣に考えたのは2023年、第二子が生まれたタイミングでした。同時期に住宅ローン(35年・変動金利0.475%)を組んだことで、団体信用生命保険(団信)に加入。ここで「あれ、既存の生命保険と保障内容がかぶっているのでは?」と初めて気づきました。
冷静に計算すると、23歳のときに加入した定期付終身保険の月額保険料は約1万4,000円。一方、団信でカバーされる死亡保障は約3,500万円。既存の保険の死亡保障3,000万円とほぼ重複していたのです。
「見直しのタイミング」はいつがベストなのか?
結論から言うと、保険の見直しに最適なタイミングは大きく分けて5つあります。
- 結婚したとき——配偶者の保障と重複がないか確認
- 子どもが生まれたとき——必要保障額が大きく変わる
- 住宅を購入したとき——団信加入で既存保障と重複する可能性大
- 転職・独立したとき——福利厚生や社会保険の変化
- 子どもが独立したとき——必要保障額が大幅に下がる
筆者の場合、2と3が同時に来たにもかかわらず3年間放置。単純計算で約8万円×3年=24万円を余分に払っていました。
実際に使ってわかったこと——3社の無料相談を比較した結果
保険見直し本舗・マネードクター・ほけんの窓口を実際に試した
筆者は2025年の秋から冬にかけて、以下の3サービスで無料相談を受けました。
| 項目 | 保険見直し本舗 | マネードクター | ほけんの窓口 |
|---|---|---|---|
| 相談形式 | 店舗・オンライン | 訪問・オンライン | 店舗のみ(一部オンライン対応) |
| 取扱保険会社数 | 40社以上 | 41社以上 | 40社以上 |
| 初回相談時間 | 約90分 | 約120分 | 約80分 |
| FP資格保有者の対応 | ○ | ○(全員MDRT会員等ではない) | △(店舗による) |
| しつこい勧誘 | なし | なし | なし |
| 筆者の満足度 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
比較してわかった各サービスの特徴
保険見直し本舗は、店舗数が全国370以上(2026年1月時点)と多く、予約から相談まで最短3日で対応してもらえました。オンライン相談の画面共有でシミュレーションを見せてもらえたのが便利でした。ただし、担当者によって提案の質にばらつきがある印象です。
マネードクターは、保険だけでなく家計全体のキャッシュフロー表を無料で作成してくれた点が他と大きく違いました。訪問型なので小さい子どもがいる筆者には助かりました。FPの方が住宅ローンの繰上返済と保険見直しをセットで提案してくれたのは、ここだけでした。相談時間が120分とやや長めですが、その分深い話ができます。
ほけんの窓口は、知名度の高さから最初に訪問。対応は丁寧でしたが、筆者が相談した店舗ではFP資格を持たないスタッフが担当で、税制面の質問に即答してもらえない場面がありました。店舗によって差があると感じます。
保険見直しで失敗したこと・予想外だったことは?
見直し前に既存保険を解約してしまった失敗
最大の失敗は、「どうせ見直すから」と焦って既存の医療保険を解約してしまったことです。解約後に新しい医療保険に申し込んだところ、健康診断で指摘されていたBMI値の問題で、1社目の引受審査に落ちました。
保険の見直しでは「新しい保険の契約が成立してから、旧保険を解約する」が鉄則です。筆者はこの順番を間違えたため、約2週間の無保険期間が生じてしまいました。幸い何事もなかったものの、この期間に入院していたら全額自己負担になるところでした。
予想外だったのは「保険料が上がるケース」もあること
見直し=安くなると思い込んでいましたが、実際にはそうとは限りません。筆者の場合、死亡保障は団信との重複を解消して月5,000円の削減に成功した一方、がん保険については43歳という年齢で新規加入したため、以前の保険より月額800円ほど高くなりました。
トータルでは年間約8万円の削減になりましたが、「全部安くなる」という期待は持たないほうがいいです。部分的に保険料が上がることは珍しくありません。
デメリット:無料相談は「無料」だが時間コストはかかる
3社を比較するために費やした時間は合計で約8時間。事前のヒアリングシート記入、相談、提案書の比較検討を含めると、実質2〜3週間かかりました。「無料だからコストゼロ」ではなく、時間と労力は確実にかかります。特に共働き世帯にとって、平日の相談時間を確保するのは負担でした。
保険の見直しが向いている人・向いていない人の判断基準は?
今すぐ見直すべき人の特徴
- 5年以上保険の内容を確認していない人——保険商品は毎年改定されており、同じ保障でも保険料が下がっているケースが多い
- ライフイベント(結婚・出産・住宅購入・転職)が直近3年以内にあった人——必要保障額が変わっている可能性が高い
- 毎月の保険料が手取りの10%を超えている人——一般的に手取りの5〜7%が適正とされる
- 保険証券の内容を自分で説明できない人——理解できていない保障に払い続けるのはリスク
保険見直し無料相談が向かない人の特徴
- 加入から1年未満で、ライフステージに変化がない人——見直しの効果が薄く、早期解約は返戻金も少ない
- 相談に1〜2時間を割く余裕がまったくない人——中途半端な相談では適切な提案を受けにくい
- 「保険は不要」と既に結論を出している人——無料相談はあくまで保険加入を前提としたサービス
- 対面・オンラインでのコミュニケーションが苦手で、自分で比較サイトを使って選びたい人——その場合はネット型保険の直接比較のほうが合う
- 持病があり、現在の保険の継続が最善と主治医から言われている人——無理な見直しで不利益になるリスクがある
筆者の率直な感想——体験を通じて伝えたいこと
3社を試して最も信頼できたサービス
筆者はマネードクター、保険見直し本舗、ほけんの窓口の3社を2025年9月〜12月の約3ヶ月で利用しました。Web予約は各社とも3〜5分で完了し、最短で翌日には相談日程が確定しました。最初の1回目の相談で現状分析、2回目で具体的な提案という流れが一般的でした。
良かった点:
- マネードクターでは家計全体のキャッシュフロー表を無料で作ってもらえ、保険以外の資産形成(iDeCoやNISA)との兼ね合いまでアドバイスをもらえた
- 保険見直し本舗のオンライン相談は、子どもの昼寝中に自宅から受けられて時間効率が良かった
- 3社とも「現状維持がベスト」という選択肢を提示してくれる場面があり、無理な乗り換えを勧められなかった
気になった点:
- ほけんの窓口で担当してくれたスタッフがFP資格非保有で、税制優遇に関する質問への回答が曖昧だった(店舗やタイミングによる)
- マネードクターの訪問型は便利だが、自宅に招くことに抵抗がある人にはハードルが高いと感じた
筆者個人の結論としては、保険だけでなく家計全体を見てほしい人にはマネードクター、手軽にオンラインで済ませたい人には保険見直し本舗が合うと感じました。
保険の見直しは、「いつかやろう」と思いながら最も後回しにされやすい家計の課題です。筆者自身、3年間放置したことで約24万円を余分に払いました。ただ、実際に動いてみると無料相談の予約は5分、初回相談は90分程度で、想像していたよりもずっとハードルは低かったです。完璧なタイミングを待つ必要はありません。ライフステージが変わったと少しでも感じたら、まずは1社だけでも無料相談を試してみてください。「あのとき見直しておけばよかった」と後悔する前に、今日できる一歩を踏み出す価値は十分にあります。