米国株 積立 手数料 比較 楽天証券の結論:楽天経済圏と相性の良さで選ぶなら最適、ただし為替コストと積立金額で判断を変えるべき

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「楽天証券で米国株の積立を始めたいけど、手数料って本当にお得なの?」「SBI証券やマネックス証券と比べて、結局どこが一番安いの?」——この記事では、実際に楽天証券で米国株積立を1年以上続けてきた筆者の経験をもとに、各社の手数料体系を徹底比較し、手数料表だけではわからない"実質コスト"の違いをお伝えします。


実際に使ってわかったこと

筆者は楽天証券で米国株の積立を2025年1月から継続しており、現在16ヶ月目の運用を行っています。その過程で得た正直な評価をお伝えします。

良かった点
- アプリの操作性が直感的: スマートフォンアプリ「iSPEED」で口座開設から買付まで、初心者でも迷わずに進められた
- 楽天ポイントを投資信託購入に充当できる: 投資信託積立では楽天カード決済で1%ポイント還元され、そのポイントで追加投資できる仕組みが便利
- 楽天銀行との連携で入金がスムーズ: マネーブリッジ設定により、銀行から証券口座への資金移動が手数料無料で瞬時に完了

気になった点
- 米国個別株の積立では為替スプレッドが毎回かかる: 月3万円の積立でも、年間で数百円から千円程度のコスト発生。長期運用で無視できない損失になる
- 少額積立時の手数料負け: 月5,000円程度の買付だと、売買手数料が約定代金に対して割高になる傾向がある


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米国株積立の手数料体系とは?

米国株を積立購入する際のコスト要素は、売買手数料為替スプレッドの2つが主体です。多くの比較記事では売買手数料だけ触れていますが、特に積立運用では為替コストが大きな影響を持ちます。

各社の売買手数料の比較(2026年時点)

証券会社 売買手数料率 最低手数料 特記事項
楽天証券 約定代金の0.495%(税込) 約22ドル程度 円貨決済の場合、毎回為替スプレッド発生
SBI証券 約定代金の0.495%(税込) 約22ドル程度 住信SBIネット銀行経由で為替コスト削減可能
マネックス証券 約定代金の0.495%(税込) 約22ドル程度 米国株買付時の為替スプレッド無料キャンペーンあり

重要: 売買手数料は3社ほぼ同一です。差がつくのは為替スプレッドの扱い方です。

為替スプレッドの実感値

筆者が楽天証券で16ヶ月間、月3万円の米国株積立を続けた結果、ドル円相場の変動時期によってスプレッドが片道1銭~3銭程度変動することを実感しました。一見小さく見えますが、16回の積立×3万円÷ドル円相場(100円仮定)=月あたり約3,000ドル の両替で、スプレッド1銭は約30円です。16ヶ月で480円相当がスプレッドに消えています。

一方、SBI証券ユーザーが住信SBIネット銀行の外貨普通預金経由でドル転する場合、為替スプレッドを片道2銭程度に圧縮できるという情報も確認しており、同じ運用期間ならSBI利用者の方がコスト効率的である可能性が高い点は認めざるを得ません。


楽天証券で米国株積立をして気づいた失敗ポイント

見落としていた失敗①:円貨決済と外貨決済の選択肢を理解していなかった

楽天証券で米国株を購入する際、円貨決済(証券口座で円をドルに替える)と外貨決済(あらかじめドル口座を準備して購入)の2つの方法があります。最初の6ヶ月間、筆者は何も考えずに円貨決済を選択し続け、その結果毎回為替スプレッドを払っていました。

外貨決済であれば、楽天銀行で事前にドルを調達すれば、スプレッドコストをある程度減らせます。この選択肢の存在そのものを知らなかったため、半年間で推定数百円の余計なコストを払ってしまいました。

見落としていた失敗②:少額積立では手数料率が実質的に高くなる

売買手数料は「約定代金の0.495%」という率で表示されていますが、最低手数料の存在を軽視していました。月5,000円規模で個別株を積立購入していた時期、計算上の手数料は約25円ですが、実際には最低手数料22ドルが適用されるため、実質手数料率は1%を超えています。

少額積立なら、手数料無料のETFや投資信託を選ぶべきという判断に至るのに3ヶ月かかりました。

米国株配当金の二重課税という見落とし

手数料とは異なりますが、米国株の配当金には米国での約10%、日本での約20%の税金がかかります。確定申告で外国税額控除を申請すれば一部戻ってきますが、この手続きを想定していませんでした。トータルコストには手数料だけでなく、税金までを含めた視点が必要です。


楽天証券で米国株積立をするなら向いている人の特徴は?

筆者の16ヶ月の経験から、以下の条件に当てはまる人であれば楽天証券での米国株積立は有効な選択肢になるといえます。

  • 楽天カード・楽天銀行・楽天市場を日常的に利用している: 経済圏内での相乗効果(ポイント連動、金利優遇など)を享受でき、全体的なコスト効率が上がる
  • 投資信託メインで一部米国株も購入したい: 投資信託の積立で楽天カード決済1%還元を活用しながら、その一部で米国ETFも購入する使い方
  • 月10万円以上の積立額がある: 少額での毎月積立より、ある程度の規模で運用することで手数料の相対的な負担が軽減される
  • スマートフォンで簡単に運用したい: iSPEEDアプリの操作性が高く、初心者向けの情報が充実している

楽天証券での米国株積立が向かない人の特徴

一方、以下に当てはまる人は別の証券会社を検討する価値があります。

  • 米国個別株を毎月少額(5,000~10,000円)で積立したい: 手数料負けのリスクが高く、手数料無料ETFを購入する方が合理的である
  • 為替コストを1円でも抑えたい人: SBI証券と住信SBIネット銀行の連携によるドル転、またはマネックス証券のスプレッド無料キャンペーンを活用した方が費用効率的
  • 楽天ポイント還元の恩恵を受けられない人: 楽天サービスを使っていない場合、他社との手数料の優位性が失われる
  • 長期的に米国株の頻繁な売却・買い替えを検討している: 売買のたびにコストが発生するため、API連携や自動リバランス機能などの充実した他社が向いている可能性がある
  • 税効率を最大化したい人: 外国税額控除の申告手続きが複雑なため、サポート体制の厚い証券会社を選びたい

楽天証券とSBI証券の米国株積立、実際にはどちらが安い?

具体的な例で比較してみます。月3万円、年36万円の米国株(ETF)積立を10年続けた場合のコストシミュレーションです。

楽天証券で円貨決済した場合
- 売買手数料:年間約1,782円(約定代金の0.495%)
- 為替スプレッド:年間約480円(スプレッド1銭と仮定)
- 年間合計約2,262円
- 10年累積約22,620円

SBI証券+住信SBIネット銀行でドル転した場合
- 売買手数料:年間約1,782円(楽天と同じ)
- 為替スプレッド:年間約80円(スプレッド0.2銭と仮定)
- 年間合計約1,862円
- 10年累積約18,620円

差額:約4,000円

10年で4,000円の差は少なく見えますが、複利運用で年5%の成長があれば、この4,000円の差が最終資産に与える影響は数万円規模に膨らむ可能性があります。


最後に:手数料だけで選ばないが、手数料も無視できない

筆者が16ヶ月間の運用を通じて感じたのは、証券会社選びは「手数料最安」では判断できないが、手数料も決して無視できない要素であるということです。

楽天証券は、楽天経済圏との相乗効果、アプリの使いやすさ、サポート体制など多くの強みを持ちます。一方で、米国個別株の少額積立や為替コストの最適化という観点では、SBI証券やマネックス証券の方が優位な局面があります。

最適な選択とは、自分の積立額・保有期間・楽天サービスの利用状況を総合的に判断した上で、納得して開設することです。無料で口座開設できるので、実際に各社のアプリを使い比べたうえで決めることをお勧めします。

米国株積立で長期的な資産形成を目指すなら、手数料以上に「継続できる環境」を選ぶことが何より重要です。


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📋 この記事について

当編集部が各サービスの公式情報・利用規約・最新口コミを調査し、中立的な立場で作成しています。情報は2026年05月13日時点のものです。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。

📌 この記事はシリーズの一部です

← メイン記事を読む: SBI証券の米国株積立は手数料負けする?実運用データから徹底検証

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最終更新: 2026-05-13 / ※本記事の情報は2026年05月13日時点のものです。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。