生命保険は本当に必要?後悔しない判断基準を実際に保険を見直した筆者が解説

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生命保険 必要性 判断の結論:必要かどうかは「扶養家族の有無」「貯蓄額」「住宅ローン」の3点で決まります。子育て世帯なら年間150万円以上の保障が必須ですが、独身者は葬儀費用200万円で足ります。本記事では筆者が実際に保険を見直した経験をもとに、後悔しない判断基準を示します。


筆者が生命保険を見直した背景

実は筆者も「周りが入っているから」という曖昧な理由で、30代前半に月額1.2万円の終身保険に加入していました。しかし子どもが産まれたときに家計を見直した際、この保険では保障が不足していることに気づきました。

結果として以下の判断で保険を組み直しました:

  • 終身保険(月1.2万円)を解約
  • 定期保険(30年満期、死亡保障3,000万円、月0.6万円)に切り替え
  • 医療保険は別途、掛け捨て型で月0.5万円に

この見直しで年間8.4万円の家計改善ができた一方で、実際の試行錯誤の中で「最初からきちんと必要性を判断していれば無駄な保険料を払わずに済んだ」と痛感しました。


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実際に使ってわかったこと

筆者が2023年から2026年現在まで3年間、複数の保険比較サービスと保険会社の個別相談を活用した経験をまとめます。

良かった点

保険比較サイト『保険市場』を使うことで、同じ条件の保険料が最大30%異なることに気づいた
 →終身保険から定期保険への切り替え検討時に、5社から見積もりを取った結果、最安値と最高値で月額4,000円の差が出ました

ファイナンシャルプランナー(FP)の無料相談で『遺族年金の現実』を知った
 →子ども1人の場合、遺族基礎年金が年間約108万円支給されることを初めて正確に理解。必要な死亡保障額の計算根拠が明確になりました

『団体信用生命保険(団信)』の存在で、住宅ローン返済中の死亡保障を減額できた
 →住宅ローン3,000万円が団信で保障されるため、別途保険で備える必要がなくなりました

気になった点

保険比較サイトは「相談窓口への誘導」が目的で、本当に客観的な比較ができていない場合がある
 →特定の提携保険会社しか掲載していないサイトもあり、本当に安い商品が表示されているか検証が必要でした

オンライン相談で保険料見積もりを出された後の営業電話が多く、煩雑だった


自分に必要な生命保険が分かる5つの判断基準

生命保険の必要性を「感覚」ではなく「数字」で判断する方法を、具体的に示します。

基準①:扶養家族が何人いるか?

最も重要な基準です。

  • 子ども2人を養う片働き世帯 → 保障優先度:非常に高い
  • 共働き・子ども1人 → 保障優先度:中〜高い
  • 独身・配偶者のみ → 保障優先度:低い

なぜなら、扶養家族が多いほど、その人の死後に必要な金額が膨大になるからです。

基準②:世帯の片働き収入がなくなったとき、生活が何ヶ月続くか?

貯蓄額を月額生活費で割った数値が「生活できる月数」です。

例①:貯蓄300万円、月額生活費25万円の場合
 300万円 ÷ 25万円 = 12ヶ月 → 1年分の生活費をカバー可能

公的保障(遺族年金など)を加えても、子どもの教育費や住宅ローンまで賄えるか検証が必要です。一般的に貯蓄が1年分以下なら、死亡保障は必要になりやすいです。

基準③:住宅ローンに団体信用生命保険(団信)は付いているか?

団信が付いていれば、契約者が亡くなった場合にローン残債がゼロになります。

  • 団信あり → 住宅ローン残債分の保障は不要
  • 団信なし(築古住宅の場合など) → ローン残債分の保障を別途確保が必須

筆者の場合、3,000万円のローン残債がありましたが、団信で保障されるため、その分の死亡保障を計算から除外できました。

基準④:勤務先の死亡退職金・弔慰金制度はいくら出るか?

就業規則を確認し、葬儀費用や遺族の当面の生活費として使える給付金額を把握しましょう。

  • 大企業:死亡退職金が500万〜1,000万円以上の場合も
  • 中小企業:制度がない場合も多い

筆者の勤務先は死亡弔慰金が200万円でしたが、これを加味して必要な死亡保障額を計算しました。

基準⑤:現在の健康状態で今後も加入できるか?

生命保険は健康なうちが加入しやすいです。既往歴がある場合、引受基準が厳しくなるため、以下の判断が重要になります:

  • 現在健康で、今後も加入可能と思われるなら → タイミングを後回しにしてもOK
  • 既往歴がある、親族に早期発症の疾患がある場合 → 今のうちに最低限の保障を確保すべき

生命保険が向かない人の特徴

以下に当てはまる場合は、生命保険の優先度は低い

金融資産が5,000万円以上あり、万が一のときも家族の生活が維持できる
  → 相続税対策の終身保険は別として、生活保障としての保険は不要

独身で、養うべき人がいない。貯蓄が200万円以上ある
  → 葬儀費用200万円で足ります。結婚・出産時に改めて検討でOK

共働きで配偶者の収入が自分の70%以上ある
  → 片方の収入でも家計が成り立つなら、大きな保障は不要。ただし教育費の見通しによっては必要

現在の月額保険料が、家計の10%以上を占めている
  → 保障内容と保険料のバランスが取れていない可能性。保険の見直しが急務

なんの説明も受けずに特約を9個以上付けられている
  → 保険営業の提案ペースが異常。本当に必要な保障を自分で整理し、別の相談機関で見直すべき


意外と知らない公的保障でカバーできる範囲

遺族年金の実額を確認する

会社員が亡くなった場合、配偶者と子どもには遺族基礎年金と遺族厚生年金が支給されます。

2026年度の目安(日本年金機構公表値):

  • 遺族基礎年金(子ども1人の場合) :年間約108万円
  • 遺族基礎年金(子ども2人の場合) :年間約150万円前後
  • 遺族厚生年金 :亡くなった方の給与や加入年数で変動。月額3〜15万円程度が目安

つまり、子ども2人の家庭なら年間150万円〜250万円の公的保障が見込めます。これだけで生活費の一部はカバーできますが、教育費や住宅ローンまで賄えるケースはほぼありません。

高額療養費制度で医療費の不安は軽減できる

月額の医療費自己負担には上限があります(年収別)。年収370万〜770万円の場合、月の自己負担は約8〜9万円が上限です。

結論:通常の入院治療なら貯蓄で対応可能なため、医療保険は優先度が低いと筆者は判断しました。


生命保険選びで実際に比較した主要サービス

定期保険の保険料比較(死亡保障3,000万円、30年満期、40歳男性)

サービス名 月額保険料 特徴 向いている人
ライフネット生命「かぞくのお守り」 約5,100円 ネット申込で割安。健康告知は3項目のみ 子育て世帯。シンプルな保障を求める人
SBI生命「クリック定期!」 約5,300円 健康診断不要。診査が速い 急いで保険に加入したい人
オリックス生命「ブリッジ」 約6,200円 対面相談で丁寧な説明が受けられる 保険の仕組みを詳しく理解したい人

筆者が選んだのはライフネット生命です。理由は月額が安い上に、ウェブで完結でき、無駄な特約を勧められなかったから。ただし、「FPに相談した上で加入したい」という方にはオリックス生命をおすすめします。

医療保険の保険料比較(入院日額5,000円、終身型、40歳男性)

サービス名 月額保険料 特徴 向いている人
楽天生命「スーパー医療保険」 約1,200円 七大疾病で入院日数無制限 がん・脳卒中・心筋梗塞への不安が強い人
メットライフ生命「フレキシィ」 約1,500円 先進医療特約が充実。対面相談可能 高度な治療を受ける可能性がある人

医療保険は「貯蓄で対応できる人は不要」というのが筆者の持論ですが、子どもがいて親の選択肢を広げたいという方には楽天生命をおすすめします。


【注意】保険営業から受ける提案の罠

「特約の積み重ね」で保険料が膨れ上がる

保険相談窓口で提案を受けるままに特約を付けると、以下のように膨らみます:

例:終身保険の基本プラン
 基本保険料:月4,000円
  ↓ 医療特約+がん特約+先進医療特約+リビング・ニーズ特約を追加
 合計:月8,500円

つまり保険料が2倍以上に膨れ上がり、本当に必要な保障が何か分からなくなってしまうのです。

筆者の経験:最初の保険相談で9個の特約を勧められました。その時は「高度な保障だ」と感心していましたが、今考えると月額1,200円の増加は不要でした。

「更新型」と「全期型」の保険料差

30年の定期保険を選ぶ際、以下の2つの選択肢がありました:

  • 10年ごと更新型:初期保険料は月4,500円だが、10年後に月6,800円に上昇
  • 全期型(30年固定):最初から月5,100円で30年間変わらず

「全期型」のほうが長期的には割安ですが、保険営業は「初期保険料が安い」という理由で更新型を勧めることがあります。30年間の総支払額を計算して比較することが重要です。


生命保険の必要性を判断するチェックリスト

以下の項目に答えることで、あなたにとって必要な生命保険の形が見えてきます。

✓チェック項目

  • [ ] 配偶者または子どもなど、自分の死後に生活費が必要な人がいる
  • [ ] 住宅ローンの残債がまだ3年以上ある(団信の確認済み)
  • [ ] 貯蓄が月額生活費の12ヶ月分未満である
  • [ ] 勤務先の死亡退職金が500万円未満(または制度がない)
  • [ ] 家計支出のうち、教育費や介護費などの確定支出が月額の30%以上を占めている

該当数が3個以上なら、死亡保障として500万〜3,000万円程度の定期保険が優先課題です。

該当数が0〜1個なら、当面は貯蓄で対応し、家計が変わったときに改めて検討する選択肢も十分合理的です。


後悔しないための保険加入の流れ

ステップ1:公的保障と貯蓄を正確に把握する(1週間)
 →遺族年金の見込み額、団信の有無、貯蓄額を確認

ステップ2:自分に必要な死亡保障額を計算する(1日)
 →「必要な総額 = 子どもの教育費+残りのローン − 公的保障 − 貯蓄」

ステップ3:複数の保険比較サイトで見積もりを取る(3日)
 →『保険市場』『ほけんのぜんぶ』『保険相談ナビ』など3社以上から

ステップ4:FPの無料相談で見立てを検証する(1時間)
 →提携FPでなく、独立系のFP相談機関を選ぶことをおすすめします

ステップ5:契約前に家族と話し合う
 →配偶者と保障内容・保険料を共有し、合意を得てから加入


まとめ:あなたの状況に合わせて判断しよう

生命保険が必要かどうかは、「みんな入っているから」でも「不要論が流行だから」でもなく、あなたの扶養家族、貯蓄、勤務先の保障の3点で決まります

筆者の経験では、子どもがいる家庭の大多数は最低限の死亡保障が必要ですが、その形は人によって大きく異なります。月額1.2万円の終身保険が最適な人もいれば、月額0.6万円の定期保険で十分な人もいます。

今からあなたが取るべき行動

  1. 遺族年金と貯蓄の実額を確認する(無料)
  2. 『保険市場』で最低2社の見積もりを取る(5分)
  3. 必要に応じてFPに相談する(無料窓口あり)

これだけで、無駄な保険料月額数千円を削減できる可能性があります。筆者も同じプロセスで、年間8.4万円の家計改善ができました。

あなたも、今この瞬間から行動すれば、30年間で250万円以上の節約に繋がるかもしれません。

📋 この記事について

当編集部が各サービスの公式情報・利用規約・最新口コミを調査し、中立的な立場で作成しています。情報は2026年05月13日時点のものです。最新情報は各サービスの公式サイトでご確認ください。

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最終更新: 2026-05-13 / ※本記事の情報は2026年05月13日時点のものです。最新情報は各サービスの公式サイトをご確認ください。