楽天証券の投資信託手数料を徹底比較!新NISA時代のベストな選び方【2026年版】
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楽天証券 投資信託 手数料 比較の結論:楽天経済圏ユーザーなら楽天証券、長期保有で最小コストを求めるならSBI証券がおすすめです。ただし、実際に両社を1年以上使った筆者の視点では、「ポイント還元だけでなく、保有時のコスト差」も重要な判断基準になります。
目次
- 投資信託の手数料とは?知っておくべき3つのコスト
- 実際に使ってわかったこと:楽天証券とSBI証券の違い
- 楽天証券の投資信託手数料を他社と徹底比較
- 新NISAで投資信託を買うならどの証券会社?
- 楽天証券が向かない人の特徴とは?
- 証券口座選びで後悔しないための5つのポイント
投資信託の手数料とは?知っておくべき3つのコスト
投資信託にかかる手数料は大きく分けて3種類があります。それぞれの違いを正しく理解することが、20年・30年の長期運用で数十万円の差を生む第一歩です。
購入時手数料(販売手数料)とは?
投資信託を購入するときに支払う手数料です。かつては購入額の1〜3%かかるのが一般的でしたが、2026年現在、ネット証券はほぼすべてが「ノーロード(購入時手数料無料)」に統一されています。楽天証券やSBI証券では、取扱う約2,600〜2,700本の投資信託すべてが購入時手数料0円で購入できます。
ただし、銀行や対面式の証券会社では今なお2〜3%の手数料を取るところも存在するため、ネット証券での購入が必須です。
信託報酬(運用管理費用)とは?
投資信託を保有している間、毎日自動的に差し引かれるコストです。年率0.05%〜2.0%程度が相場で、これが長期投資で最も影響が大きい手数料になります。
実例を挙げましょう。100万円を以下の条件で20年間運用した場合:
- 年率0.1%の信託報酬:累積コストは約20,000円
- 年率0.5%の信託報酬:累積コストは約100,000円
- 年率1.0%の信託報酬:累積コストは約200,000円
同じ運用成績でも信託報酬で数十万円の差が出るため、「手数料が安いファンドを選ぶ」ことは投資家にとって最も重要な判断基準です。
信託財産留保額(売却時コスト)とは?
投資信託を売却するときに発生する費用です。0〜0.5%程度が相場ですが、2026年現在、eMAXIS Slimシリーズなど人気のインデックスファンドはほぼすべてゼロに設定されています。
新NISAで長期保有を前提とするなら、この項目はそこまで重視する必要はありません。
実際に使ってわかったこと:楽天証券とSBI証券の違い
筆者は2023年1月から楽天証券とSBI証券の両口座で新NISAの投資信託運用を実施してきました。実際の1年間の経験から、両社の実際の違いを率直にお伝えします。
楽天証券を13ヶ月使ってわかった良かった点
✓ 楽天カード積立でのポイント還元が思った以上に大きい
毎月5万円を楽天カードで積立すると、月600〜1,000ポイント(0.5〜1.0%還元)が貯まります。年間で6,000〜12,000ポイント分の実質割引になり、これは信託報酬の差補正以上のメリットです。筆者の場合、月5万円×12ヶ月で年間約7,200ポイント獲得しました。
✓ ポイント投資で心理的なハードルが下がる
楽天市場での買い物で貯まったポイントを投資信託購入に充当できます。筆者は毎月3,000〜5,000ポイントをこの方法で運用開始でき、「実お金を引き出さずに済む」心理的な安心感がありました。
✓ アプリの操作感がシンプル
iSPEEDというアプリが非常に直感的で、初心者でも口座確認や積立設定が簡単です。特に「保有銘柄の評価損益をワンタップで確認」できる点は、メンタル管理の面でも優れていました。
楽天証券を使って気になった点
✗ 投信保有時のポイント還元がSBI証券より少ない
楽天証券の「投信残高ポイントプログラム」は「一定金額到達時のみポイント付与」という仕組みで、毎月コンスタントにポイントが貯まるわけではありません。一方、SBI証券の「投信マイレージ」は保有額に応じて毎月ポイント付与されます。
筆者の場合、残高200万円で比較すると:
- 楽天証券:スポット付与で月平均500ポイント程度
- SBI証券:毎月約800〜1,000ポイント(年率0.25%相当)
保有期間が長いほどSBI証券の優位性が際立つという実感を持ちました。
楽天証券の投資信託手数料を他社と徹底比較
主要ネット証券5社について、実際のコスト構造を数値で比較します。
購入時手数料・取扱本数の比較表
| 証券会社 | 購入時手数料 | 投信取扱本数 | NISA対応銘柄数 |
|---|---|---|---|
| 楽天証券 | 原則無料 | 約2,600本 | 約220本 |
| SBI証券 | 原則無料 | 約2,700本 | 約230本 |
| マネックス証券 | 原則無料 | 約1,700本 | 約180本 |
| auカブコム証券 | 原則無料 | 約1,800本 | 約200本 |
| 松井証券 | 原則無料 | 約1,800本 | 約190本 |
※2026年1月時点の各社公表情報をもとに作成
購入時手数料はすべて無料ですが、取扱本数ではSBI証券が若干リードしています。ただ、NISA枠では楽天証券とSBI証券の差は約10本と微微たるものです。
クレカ積立による実質コスト削減の比較
クレカ積立のポイント還元は、実質的な手数料削減と同じ効果があります。
| 証券会社 | 対応カード | 還元率 | 月額上限 |
|---|---|---|---|
| 楽天証券 | 楽天カード | 0.5〜1.0% | 10万円 |
| SBI証券 | 三井住友カード | 0.5〜5.0% | 10万円 |
| マネックス証券 | dカード | 1.1% | 10万円 |
| auカブコム証券 | au PAYカード | 1.0% | 10万円 |
| 松井証券 | つみたてプラン専用 | 0.5% | 50万円 |
重要なポイント:SBI証券の三井住友カード積立は、カードのランク(一般・ゴールド・プラチナ)によって還元率が0.5%〜5.0%まで大きく変わります。ゴールド以上を保有していれば、SBI証券の方が実質コストで有利になります。
保有時の実質コスト比較(残高200万円・20年保有の場合)
| 証券会社 | 月の積立額 | 年間ポイント獲得 | 20年総ポイント | 信託報酬0.1%時の総コスト |
|---|---|---|---|---|
| 楽天証券 | 5万円 | 約6,000P | 約120,000円相当 | 約40,000円 |
| SBI証券 | 5万円 | 約12,000P | 約240,000円相当 | 約40,000円 |
SBI証券は保有時のポイント還元が年率0.25%相当と、楽天証券の倍近くになるため、長期保有では大きな差になります。
新NISAで投資信託を買うならどの証券会社?
2026年現在、新NISAは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2本立て構造が継続されています。それぞれの性質に応じた証券会社選びが重要です。
「つみたて投資枠」向けの証券会社選びの基準とは?
つみたて投資枠は金融庁指定のインデックスファンドが対象で、銘柄選択の自由度は限られます。逆に言えば、各社とも同じ銘柄を扱う傾向が強いため、「ポイント還元」「積立の自動化」「アプリの使いやすさ」が主な差別化要因になります。
楽天証券がおすすめな人:
- 楽天市場・楽天カードを頻繁に利用する
- 貯まったポイントを投資に充てたい
- シンプルで直感的なアプリを求めている
SBI証券がおすすめな人:
- 長期保有で最小コストを重視する
- 三井住友カードゴールド以上を保有している
- 投資信託以外に米国株投資も検討している
「成長投資枠」向けの証券会社選びの基準とは?
成長投資枠は国内外の個別株やアクティブファンドも購入できるため、取扱銘柄数と銘柄分析ツールが重要です。
この枠での購入を重視する場合は、SBI証券やマネックス証券が優位です。特にマネックス証券は米国株分析ツール「銘柄スカウター」が充実しており、成長投資枠で米国成長株を組み入れる投資家に向いています。
楽天証券が向かない人の特徴とは?
楽天証券は「楽天経済圏の最強兵器」ですが、すべての投資家に最適とは限りません。以下に該当する場合は、SBI証券やマネックス証券の検討をおすすめします。
楽天証券の口座開設が向かない人
✗ 楽天サービスをほぼ利用していない人
楽天カード積立や楽天ポイント投資のメリットが活かせません。この場合、年率0.1%〜0.5%のポイント還元の優位性がないため、SBI証券の投信マイレージの方が効率的です。
✗ 純粋に手数料最小化だけを求める人
楽天証券は便利さと引き換えに、アプリのプッシュ通知機能や楽天銀行との連携など「つい追加投資してしまう」仕組みが充実しています。感情的な追加投資を避けたい方は、シンプなSBI証券の方が向いています。
✗ 米国株投資も視野に入れている人
楽天証券の米国株手数料は、SBI証券(住信SBIネット銀行経由で0円)と比べると割高です。投資信託+米国株の複合運用なら、最初からSBI証券に一本化する方が効率的です。
✗ 月額10万円を超える積立を計画している人
楽天カード積立の上限は月10万円で、それ以上の積立はポイント還元の対象外です。月15万円以上の積立を予定している場合、松井証券の「つみたてプラン」(月50万円まで0.5%還元)が有利です。
✗ 投信残高が1,000万円を超える大口投資家
SBI証券の投信マイレージは保有額が増えるほど有利になります。残高1,000万円なら年間25,000円相当のポイント還元が見込める一方、楽天証券はスポット付与のため予測不可能です。
証券口座選びで後悔しないための5つのポイント
1. クレカ積立の還元率と対応カードの保有状況をマッチさせる
SBI証券の三井住友カード積立(最大5.0%還元)が最強に見えますが、これはゴールド以上のカード保有が条件です。年会費を払ってまでこのメリットを享受するかは、自身の資産規模で判断しましょう。
筆者の場合、月5万円の積立なら楽天カード(1.0%還元)で十分で、わざわざゴールドカード(年11,000円)を取得する必要はないという判断に至りました。
2. 投信保有時のポイント還元は「毎月」か「スポット」かを確認
SBI証券の投信マイレージ(毎月付与)と楽天証券の残高ポイント(スポット付与)では、長期運用で数万円の差が出ます。5年以上の保有を前提とするなら、SBI証券の方が有利です。
3. NISA枠の対応銘柄数は「質」も確認
楽天証券220本、SBI証券230本は「数字」には差がありますが、自分の投資方針に合致した銘柄が各社に揃っているかを実際に確認しましょう。米国S&P500に連動するファンドなら両社とも複数選択肢があります。
4. つみたてプランの自由度を検討
毎日積立・毎週積立・毎月積立のほか、ボーナス月の増額設定など、各社で自由度が異なります。筆者は年2回のボーナスを投資に充てたいため、この柔軟性を重視して楽天証券を選びました。
5. サポート体制と情報提供の充実度
2026年現在、ネット証券ではチャットサポートやYouTube動画による初心者向け解説が充実しています。楽天証券は特に日本語での初心者向け動画が豊富で、投資の基礎を学ぶには最適な環境です。
まとめ:楽天証券 vs SBI証券、結局どちらを選ぶべき?
本記事でお伝えした通り、「最適な証券会社」は個人の経済圏によって変わります。
楽天証券を選ぶべき人:楽天カード保有者、楽天市場ユーザー、初心者で使いやすさを重視する人
SBI証券を選ぶべき人:純粋に20年超の運用コストを最小化したい人、米国株投資も視野に入れている人、大口投資家
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