正直に言う、小規模企業の光回線乗り換えで月2万円削減できた話
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「うちの会社、毎月の通信費にいくら払ってるか把握してますか?」——これ、同業の経営者仲間に聞くと、意外と即答できない人が多いんです。20人規模のWeb制作会社を経営している僕自身、恥ずかしながら2025年の夏まで通信コストを「なんとなく」で放置していました。小規模企業にとって光回線の乗り換えによる費用削減は、2026年の今こそ真剣に検討すべきテーマです。結論から言えば、回線の見直しと業務ツールの最適化をセットで行うことで、月2万円以上のコスト削減に成功しました。同じように通信費やツール費用に悩んでいる小規模企業の経営者の方へ、失敗も含めた本音をお伝えします。
目次
- 通信費の見直しに本腰を入れた理由
- 光回線の乗り換えで実際にわかった数字の現実
- 回線だけじゃない、業務外注コストの見直しで見えたもの
- 失敗したこと・予想外だったこと
- こういう会社には向いている、向いていない
通信費の見直しに本腰を入れた理由
月々の固定費を洗い出して愕然とした
きっかけは2025年8月の決算準備でした。顧問税理士から「固定費の内訳、もう少し細かく出せますか?」と言われて、通信費の明細を改めて確認したんです。光回線の基本料金、プロバイダ料金、オプションサービス、電話回線——合算すると月額で約4万8,000円。年間にすると約57万6,000円です。20人規模の会社としては、正直「高いのか安いのかもわからない」状態でした。
過去にツール選びで50万円以上失敗した教訓
ここだけの話ですが、僕は過去にプロジェクト管理やコミュニケーション関連のツールを「良さそうだから」で次々導入して、合計50万円以上を無駄にしています。年間契約を結んだのに3ヶ月で使わなくなったり、スタッフが全然定着しなかったり。だからこそ今は「徹底的に試してから導入する」が鉄則です。光回線の乗り換えも同じで、「安くなりますよ」の営業トークだけで飛びつくのは絶対に避けたかった。
2026年は回線の選択肢が増えている
2026年現在、小規模企業向けの法人光回線プランは選択肢が増えています。フレッツ光の法人向けプラン、光コラボレーション事業者のビジネスプラン、独自回線系のサービスなど、価格帯も月額3,000円台から1万円超まで幅広い。だからこそ比較が重要で、単純な月額料金だけでなく、工事費・違約金・通信速度の実測値まで見ないと本当のコスト削減にはなりません。
光回線の乗り換えで実際にわかった数字の現実
ビフォーアフター:月額4万8,000円→2万6,000円へ
2025年9月頃に本格的に乗り換え検討を始め、3社から見積もりを取りました。既存の回線は契約から5年以上経過しており、当時のキャンペーン価格から通常料金に戻っていたのが大きな原因でした。光コラボレーション系のビジネスプランに切り替えた結果、月額は約2万6,000円に。月2万2,000円、年間で約26万4,000円の削減です。
比較で見えた料金差のリアル
参考までに、僕が実際に比較した2パターンの概要です。
パターンA(光コラボ系ビジネスプラン)
- 月額:約5,500円(回線+プロバイダ込み)×2回線
- 通信速度:下り最大1Gbps(実測で600〜800Mbps程度)
- 初期工事費:キャンペーンで実質無料
- 契約期間:2年縛り、途中解約で違約金約1万円
パターンB(独自回線系ビジネスプラン)
- 月額:約6,800円×2回線
- 通信速度:下り最大2Gbps(実測で900Mbps〜1.2Gbps程度)
- 初期工事費:約4万4,000円
- 契約期間:3年縛り、途中解約で違約金約2万円
うちはWeb制作会社なので大容量データのやり取りも多いですが、実測600Mbps以上あれば業務に支障はありません。パターンAを選び、浮いたコストを他の業務改善に回しました。
回線以外の通信コストも同時に見直した
光回線だけでなく、固定電話のIP化やFAX回線の廃止も同時に実行しました。FAXはクラウドFAXサービスに切り替え、固定電話もIP電話に統合。これだけで月額約5,000円の追加削減になっています。通信費全体をパッケージで見直すことが、小規模企業のコスト削減では重要だと実感しました。
回線だけじゃない、業務外注コストの見直しで見えたもの
外注費こそ最大のコスト削減ポイントだった
正直に言うと、光回線の乗り換えで浮く金額は年間26万円程度。経営インパクトとしてはそこまで大きくありません。本当に効いたのは、回線見直しと同時に着手した「業務外注コストの最適化」でした。
2025年9月頃にココナラを本格的に使い始めて、登録から約10分で完了しました。最初の3週間では、ロゴデザイン1件と動画編集2件を発注。以前は知り合い経由のフリーランスに依頼していて、ロゴデザインで15万円、動画編集で1本8万円程度が相場でした。ココナラでは同等クオリティのクリエイターに、ロゴデザイン5万円、動画編集1本3万円で依頼できました。
良かった点:
- クリエイターのポートフォリオと評価が事前に確認できるので、発注前のリスクが低い
- 見積もり〜納品まで全てプラットフォーム上で完結し、請求書処理の手間が激減
- TVCMでの知名度があるため、社内稟議を通しやすい(「あのココナラです」で説明が終わる)
気になった点:
- 人気クリエイターは返信に2〜3日かかることがあり、急ぎの案件には向かない場合がある
- 手数料が発生するため、大量発注だと割高に感じる場面もある
以前の会社でクラウドソーシング系のサービスを入れて大失敗した話をすると、当時は「とにかく安い人に頼めばいい」と価格だけで選んでしまい、修正が5回以上発生して結局コストが倍になったことがあります。ココナラでは評価システムとポートフォリオが充実しているので、その失敗は再現しにくいと感じています。うちのデザイナーチームのリーダーに評判を聞いたら「外注先の実力が可視化されているのはありがたい、指名リピートできるのも良い」とのことでした。
失敗したこと・予想外だったこと
回線切り替え時のダウンタイムを甘く見ていた
最大の失敗は、光回線の切り替え工事日に通常業務を入れてしまったことです。「工事は1〜2時間で終わる」と聞いていたのに、実際には配線の引き直しが必要で4時間以上かかりました。その間、社内のネットワークが完全に止まり、クライアントへの対応が遅れるという事態に。建前を抜きにして言えば、事前に「工事日は全員リモートワークにする」という判断をすべきでした。この半日の機会損失は、金額にすると推定5〜8万円程度。コスト削減のための乗り換えなのに、初日から損失を出すという皮肉な結果です。
違約金の計算を間違えていた
旧回線の違約金を約1万円と見込んでいたのですが、実際にはオプション契約の解除料が別途かかり、合計で約2万3,000円に。契約書をちゃんと読めば書いてあったので完全に自分のミスです。小規模企業の経営者は「とにかく忙しい」を理由に契約書を流し読みしがちですが、乗り換え前に現契約の解約条件は一字一句確認することを強くおすすめします。
ココナラ活用で予想外だったこと
外注先の選定にかかる時間は想定より短かったのですが、社内での「どこまで外注するか」の線引きに議論が必要でした。デザイナーからは「自分たちの仕事が減るのでは」という不安の声も出ました。これは事前にしっかり説明して「コア業務に集中するための外注」というポジションを明確にすべきだったと反省しています。
こういう会社には向いている、向いていない
光回線乗り換え+業務効率化が向いている会社
- 現在の光回線を3年以上見直していない小規模企業(契約当初のキャンペーン価格が終了している可能性大)
- 月の通信費が3万円を超えていて、内訳を正確に把握できていない会社
- デザイン・動画・Web制作などの外注費を月10万円以上使っている会社
- 固定費削減を経営課題として認識しているが、何から手をつけていいかわからない経営者
こんな人には向いていない
- 光回線の契約更新月がまだ先で、違約金が高額になる会社(まずは更新月を確認してからでも遅くない)
- 社内に専任のIT担当がおらず、回線切り替え時のトラブル対応ができない場合(外部サポートの手配が必須)
- 外注のクオリティ管理に一切時間を割けないほど忙しい経営者(ココナラは便利だが、最低限のディレクションは必要)
- 現在の回線速度や安定性に明確な不満がなく、月額も相場並みの会社(無理に乗り換えるメリットが薄い)
- 全ての業務を社内で完結させたいという強い方針がある組織
迷っているなら、まず今の明細を見てほしい
光回線の乗り換えで月2万円、業務外注の最適化でさらに月5〜10万円。合わせると年間で80万円以上のコスト削減が実現しました。正直、もっと早くやっていればよかったと思っています。ただ、過去に50万円以上の失敗をした経験から言えるのは、「安さだけで飛びつかないこと」と「必ず試してから本格導入すること」。この2つを守れば大きな失敗にはなりません。まずは今月の通信費の明細と、外注費の内訳を一度エクセルに書き出してみてください。それだけで「どこに無駄があるか」が見えてきます。2026年は選択肢が多い分、比較する価値がある年です。迷っているなら、まず数字を見ることから始めましょう。